【2024旅行記】行ってよかった!ハッサン2世モスク |カサブランカのランドマークとその魅力

モロッコ最大の都市、カサブランカに位置するハッサン2世モスクは、世界中の旅行者や観光客が訪れる名所です。

このモスクは、モロッコを代表するランドマークであり、その圧倒的な美しさとスケールに誰もが驚かされます。

この記事では、ハッサン2世モスクの歴史、建築、見どころ、そして訪れる際のポイントについて詳しく紹介します。

ハッサン2世モスクの概要

ハッサン2世モスクは、モロッコの前国王であるハッサン2世によって、彼の治世中に建設されました。

1987年に着工され、1993年に完成したこのモスクは、カサブランカの海岸沿いに位置しており、世界で3番目に大きなモスクとされています。

特に注目すべきは、210メートルの高さを誇るミナレット(モスクの塔)です。このミナレットは、現在も世界で最も高いものとして知られており、遠くからでもその壮麗さが目を引きます。

建築の魅力

ハッサン2世モスクの建築は、伝統的なモロッコ建築と現代技術の融合が特徴です。

フランス人建築家ミシェル・ピンズーが設計を担当し、地元の熟練した職人たちによって仕上げられました。

モスクの構造には、モロッコの伝統的なイスラム建築の要素が多く取り入れられており、特にモザイクタイル、カービングされた木材、彫刻された大理石が目を引きます。

 

さらに、モスクの位置は大西洋に面した人工の半島にあり、祈りを捧げる人々がまるで海の上にいるように感じるデザインが施されています。これは、イスラム教において「神の玉座が水の上にある」とされる教えを反映しており、信仰心を表現する象徴的な場所です。

内部の装飾

モスクの内部もまた、贅沢な装飾で埋め尽くされています。

特に、8万平方メートル以上の広さを持つ礼拝室は、25,000人以上の信者を収容できる大きさであり、圧巻の広さです。

内部の天井は電動で開閉可能で、天候の良い日には開かれ、青空が内部に広がる特別な体験ができます。

また、礼拝室には美しいカリグラフィーが施されており、クルアーンの聖句が壁や天井に書かれています。

このカリグラフィーは、イスラム文化において最も重要な芸術形式の一つであり、訪れる人々に神聖な雰囲気を与えます。

ハッサン2世モスクの見どころ

ハッサン2世モスクを訪れる際には、以下のポイントを押さえておきましょう。

ガイドツアー

モロッコの多くのモスクとは異なり、ハッサン2世モスクは非イスラム教徒も内部を見学できる数少ないモスクの一つです。

見学にはガイド付きツアーが必須で、ツアーは複数の言語で行われています。

英語やフランス語、日本語ツアーも提供されており、モスクの歴史や建築に関する詳細な解説が聞けるため、初めて訪れる人にもおすすめです。

美しい庭園と海の眺め

モスクの周囲には手入れの行き届いた庭園が広がっており、観光客がリラックスしながら散策できる場所です。

また、海に面しているため、モスクの外からは大西洋の壮大な景色を楽しむことができます。

特に、夕方には美しい夕日がモスクと海を照らし出し、絶好の撮影スポットとなります。

実際の訪問にあたって

ハッサン2世モスクを訪れる際のポイントについても押さえておきましょう。

訪問のベストタイミング

春と秋は、モロッコの気候が穏やかで、観光に最適な季節です。この時期は、暑すぎず快適にモスクを見学できます。また、週末や祝日には観光客が増えるため、平日の午前中に訪れるのが理想的です。金曜日は礼拝があり、礼拝時間は入ることが出来ないのでご注意ください。

ドレスコード

モスクを訪れる際には、適切な服装を心がけましょう。特に女性は、肩や脚を隠す服を着用し、スカーフで髪を覆うのが一般的です。また、内部に入る際には靴を脱ぐ必要があるため、簡単に脱ぎ履きできる靴を選ぶと便利です。

モスク内の写真撮影

ハッサン2世モスクでは、モスク内部での写真撮影も許可されています。ただし、礼拝中や静寂が求められる時間帯には、カメラのシャッター音に注意し、周囲の信者やガイドの指示に従いましょう。

5. まとめ

ハッサン2世モスクは、その壮大なスケールと美しいデザインで、多くの観光客を魅了するモロッコの宝石です。モロッコ旅行を計画しているなら、カサブランカに立ち寄り、この素晴らしいモスクを訪れてみてください。イスラム文化や建築に興味のある方にとっては、忘れられない体験となることでしょう。

ハッサン2世モスクの美しさと神秘を実際に体感することで、モロッコの魅力をより深く理解できるはずです。