【2024旅行記】画像で解説!メルボルン・セント・パトリック大聖堂

メルボルンは、活気あるおしゃれな都市であるとともに、素晴らしい文化遺産や歴史的建造物を誇る街です。

その中でも、ひときわ目を引くのが**メルボルン・セント・パトリック大聖堂(St Patrick’s Cathedral)**。

壮大なゴシック建築と、メルボルンのカトリック文化の象徴として、多くの観光客や地元の人々に愛されています。

この記事では、メルボルン・セント・パトリック大聖堂の歴史、建築、そして訪れる際の見どころについて詳しく紹介します。

セント・パトリック大聖堂の概要

メルボルン・セント・パトリック大聖堂は、オーストラリアのビクトリア州メルボルン市にある、ローマカトリック教会のカテドラル(司教座聖堂)です。

オーストラリア国内で最大規模のカトリック教会であり、特にその壮麗なゴシック様式の建築が特徴です。

この大聖堂は、オーストラリアのカトリック教会の中心地としての役割を果たしており、宗教的な行事や特別な式典が多く行われています。

また、立地がよく、メルボルンの中心地に位置し、観光の一環として多くの人々が訪れるスポットです。

場所とアクセス

セント・パトリック大聖堂は、メルボルン中心部にある**イースト・メルボルン(East Melbourne)**の地区に位置しています。

市内から徒歩圏内にあり、周辺には多くの観光名所が点在しています。


住所: 1 Cathedral Pl, East Melbourne VIC 3002

最寄駅: フリンダースストリート駅(Flinders Street Station)から徒歩約15分

公共交通機関を使う場合、トラムを利用するのが便利です。

メルボルンの主要なトラム路線の一つである35番の無料シティ・サークルトラムを利用すれば、フリンダースストリート駅から大聖堂までアクセスできます。

歴史

セント・パトリック大聖堂の建設は、1858年に始まりました。

これはメルボルンが急速に発展していたゴールドラッシュの時代にさかのぼります。

当時、移民の多くがアイルランド出身のカトリック信者であり、彼らの信仰を支えるためにこの大聖堂が建設されました。

設計は、イギリスの建築家であるウィリアム・ウォードルによって手がけられ、彼はその設計にヨーロッパの伝統的なゴシック建築様式が取り入れられています。

建設は長期間にわたり、最終的に完成したのは1939年

その後も大聖堂は何度か修復や改修が行われ、現在に至っています。

セント・パトリックとは?

大聖堂の名前は、**アイルランドの守護聖人セント・パトリック(聖パトリック)**にちなんでいます。

セント・パトリックは5世紀にアイルランドにキリスト教を広めた人物であり、オーストラリアのカトリック教徒の多くがアイルランド系であることから、この名前が選ばれました。

3. 建築の特徴

セント・パトリック大聖堂は、ゴシック・リバイバル様式の建築として広く知られています。

この様式は、ヨーロッパの中世ゴシック建築に基づいており、壮麗で荘厳な外観が特徴です。

外観

まず、外観で最も目を引くのは、3つの高い尖塔です。

これらの塔は、カテドラルの象徴であり、メルボルンのスカイラインに独特の美しさを加えています。

特に中央の塔は高さ約105メートルを誇り、遠くからでもその姿を確認することができます。

石造りのファサードは、メルボルンの歴史を感じさせる力強い雰囲気を持ち、細かい装飾やステンドグラスが美しく施されています。

内部

内部に入ると、壮大な天井と広々とした空間が広がります。

ステンドグラスが特徴的で、自然光が差し込むと、色とりどりの光が大聖堂全体に広がり、幻想的な雰囲気を作り出します。

また、祭壇周辺には細かい彫刻が施されており、特にキリストの生涯を描いた装飾は圧巻です。

静かな空間の中で、祈りや瞑想をするのにも最適な場所です。

4. 訪れる際のポイント

開館時間と入場料

セント・パトリック大聖堂は無料で入場できます。

訪問時間は宗教的な行事やミサに合わせて異なる場合があるため、事前に公式ウェブサイトで確認することをおすすめします。

  • 開館時間: 8:00~17:00(一般的な観光客の訪問可能時間)
  • 入場料: 無料

(2024年現在)

ミサとイベント

セント・パトリック大聖堂では、定期的にミサが行われています。

観光客も参加できるミサは、特に日曜日の朝が人気です。

また、クリスマスやイースターなどの宗教的な祝日には、特別なイベントが開催され、多くの信者や観光客が集まります。

写真撮影

大聖堂内では、写真撮影が許可されています。

ただし、礼拝中やミサの最中は静かにすることが求められ、フラッシュはNGとの記載の張り紙があります。

ステンドグラスの美しさを写真に収める際は、自然光を利用して撮影するととても綺麗です。

5. まとめ

メルボルン・セント・パトリック大聖堂は、メルボルンの歴史的な遺産とカトリック文化を象徴する壮大な建築物です。

その壮麗なゴシック建築やステンドグラスの美しさは、宗教的な意味合いを超えて、多くの人々に感銘を与えます。

メルボルンを訪れる際には、ぜひこの大聖堂を訪れ、静かな空間の中でその歴史と美しさを感じてみてください。