エアーズロックへの旅行を実体験をもとに詳しく解説します。
オーストラリアの中央部に位置するエアーズロックは、世界的に有名な一枚岩であり、アボリジニの聖地としても知られていて、別名ウルルとも呼びます。
エアーズロック(ウルル)旅行を考えている方、またはオーストラリアの絶景を巡りたい方にとって役立つ情報を盛り込みながら、アクセス・宿泊・観光スポット・日本から持って行った方がいいもの・注意点についても詳しく解説するのでぜひご一読ください。
エアーズロック(ウルル)とは?世界遺産にも登録された神秘の岩
エアーズロック(ウルル)は、オーストラリアのノーザンテリトリー(北部準州)にある巨大な岩山で、世界遺産(文化遺産&自然遺産)にも登録されています。高さ約348m、周囲約9.4kmの巨大な一枚岩で、約5億年前に形成されたと考えられているとのことです。
また、オーストラリアを調べる中で、アボリジニという言葉はどこかで知る機会があったかと思います。
このような柄をアボリジナルアートといい、目にしたことのある方は多いのではないでしょうか。
アボリジニとはエアーズロック(ウルル)に古くから住む、アナング族というアボリジニの先住民族のことです。
そして、エアーズロック(ウルル)はアボリジニの先住民族の神聖な場所であり、2019年10月から登山は禁止されています。
訪れる際は、文化や自然を尊重しながら観光することが大切です。
エアーズロック旅行へ!ウルルへのアクセス方法
ウルルへ行く方法はいくつかありますが、一番便利なのは飛行機です。
エアーズロックへ飛行機で行く場合
- エアーズロック空港(AYQ)が最寄りの空港
- シドニー、メルボルン、ブリスベン、ケアンズなど主要都市から直行便あり
全都市共通ですが、各都市からの直行便は毎日就航しているわけではないので旅程を考えるときに飛行機に合わせて日程の調整が必要かと思います。
飛行機のおすすめ座席位置は?
私は基本的に通路側が好みですが、この路線は飛行機の発着時に飛行機からエアーズロックが見えるのでこだわりました。
飛行機から見える景色はこんな感じ(Android:oppoA15にて撮影)
カメラ選択ミスです。画質が悪い(涙)
私の友人はメルボルンから。私はシドニーからでしたがエアーズロック空港(AYQ)到着時は左側、出発時は右側がエアーズロックでした。
空港から空を飛んですぐに見えることと、他の飛行機も空港から出発する方向と着陸する方向は同じだったのでおおよそ右で見えるのかなあと勝手に考えます。(補償はしません笑)
別日に友人がシドニー空港(SYD)からエアーズロック空港(AYQ)へ行った際も行きは左、帰りは右だったのでこの路線は行きは左、帰りは右という説は濃厚かもしれません(補償はできません笑)
行きのエアーズロック空港へ向かう写真(Android撮影)
帰りのエアーズロック空港から離れる時の写真(iphone12promax撮影)
Android画質いいなあ
ちなみに、マウントオルガ(カタジュタ)も見えました。
エアーズロックへ陸路で行く場合
- アリススプリングスから車で約4~5時間(約450km)
このくらい離れています。
- 長距離バスも運行しているが、時間がかかる(約6時間)
結局アリススプリングスに行くまで飛行機なので、アリススプリングス空港で乗り継ぎするなら直行便で移動した方が楽且つ経済的かと思います。
エアーズロック周辺の宿泊施設|旅行予算に応じた選択肢
ウルル周辺には宿泊施設が限られていますが、予算に応じて選択が可能です。
① 高級ホテル:セイルズ・イン・ザ・デザート
リゾート気分を味わいたい方におすすめの5つ星ホテルです。快適な客室と豪華なレストランが魅力で、スーパーまでも徒歩3分という好立地になっています。
② 中級ホテル:デザート・ガーデンズ・ホテル
手頃な価格で快適に宿泊できるホテルです。
ビジターセンターにもすぐに行くことのできる便利な立地。
お部屋によってバスタブ付きのお部屋もあるのでお風呂に入りたいけど極力安くという方向けです。
③ バックパッカー向け:アウトバック・パイオニア・ロッジ
私が宿泊したのはここ!ドミトリー形式の部屋もあり、バックパッカーや一人旅の人におすすめです。
夜はバーベキューエリアで他の旅行者と交流できるのも楽しいポイント。
こちらがバーベキューエリアの写真です。
④ 有料キャンプ場:エアーズロック・キャンプグラウンド
テント泊やレンタカー旅でとにかく節約という方におすすめ。
とにかく安く宿泊ができ、満天の星空を眺めながら過ごせるのが魅力です。
多くの人が大体車中泊していました。
⑤無料キャンプ場:道中
これは現地の人におすすめしない、女性2人では絶対にやめた方がいいと言われたので辞めましたが、エアーズロックから最も近い無料キャンプ場です。
キャンプ場というか、24時間車を停められる、壮大な野原です。
ウエスタンオーストラリア(オーストラリアの左側)の無料キャンプ場でキャンプ生活していたときに危険を感じたことがなかったので無料キャンプ場で行けるかと思いましたが、ノーザンテリトリー(エアーズロックのある州)の無料キャンプ場は危険とのことでした。
空港で英語で言われたのできちんと聞き取れていない可能性がありますが、空港の人によると「ここは他とは違う。動物も人間も襲われても誰にも気づかれない。あなたがいなくなっても誰もわからない。ずーっと誰も気付けない。探してもらえない。危険。だからエアーズロックリゾートへ行くべき。ネットで予約が取れずとも、行けば泊まれる。」とのことでした。
私がエアーズロックの旅行で泊まったところは・・・
私が泊まったところは④有料キャンプ場:エアーズロックキャンプグラウンドです。
現地へ行くまで無料キャンプ場に泊まる気満々だったので予約していなく、当日はネット予約がFull bookingになってて泊まれないのかと思ったら、行ったら全然空いていました。
ただ、安いところは埋まっている可能性があるのでもうここでキャンプすると決めていくなら予約したほうがいいです。
1泊くらいであれば、レンタカー車中泊で十分かと思います。日中は暑くとも深夜早朝は極寒なので車中泊の場合は防寒具を忘れずに。
どんな車で車中泊?テント泊も可能?
オーストラリアのレンタカーは最安値でレンタルしたとしてもSUV率が高かったり、セダンと料金の大差なくSUVをレンタルできるので、2人旅であればSUVのレンタルがおすすめです。
テント泊も可能ですが、テントは購入のみとなり、レンタルはありません。
購入の場合は各都市のKmartで最安値AUD50あたりで販売しているので購入してからエアーズロックに移動することがおすすめです。(エアーズロックで購入できる場所はエアーズロックリゾート内のみとなり、食料品も含めて物価は高いです。
一応リゾートの売店で販売していました。
キャンプする場合に日本から持って行った方がいいもの
これは買ってみたけど本当に使うのかな。と疑うかもしれませんが、私がもう一度キャンプや車中泊をするなら必ず持っていくアイテムです。
現地購入は高額となるので日本から持っていくことが心からおすすめです。
- シガーソケット
- モバイルバッテリー
- 非常食
- ライト
- 寝袋
エアーズロック旅行の観光スポット&おすすめの過ごし方
① ウルルの日の出&日の入りを鑑賞|エアーズロック旅行の醍醐味!
ウルルのハイライトは朝日と夕日。
各々ビューポイントがあるので、レンタカーをしない場合はツアーに参加。
(各々のビューポイントはエアーズロックの後ろに朝日、夕日がきて、幻想的に照らされたエアーズロックを見ることができます)
レンタカーの場合は自分でビューポイントへの移動が良いかと思います。
こちらが朝日:サンライズビューエリア
一生に一回かもしれないのにしっかり寝坊してサンライズ(だったはずなのに・・・)ビューポイントでの写真です。
こちらが夕日:サンセットビューエリア
特に夕暮れ時には赤やオレンジに色が変わり、幻想的な景色が広がります。
そして、レンタカーにて移動する方はこちらのポイントもおすすめです!
ツアーは来ない場所なので、先にご紹介したサンセットエリアよりも静かでゆっくりとサンセットを楽しむことができます。
ちなみに、夕日ツアーの場合はシャンパンや軽食が提供されたり、楽しそうでした。
レンタカーでもツアーでもどちらもメリットがあるので、2泊以上する場合は個人でレンタカーとツアーの両方を楽しんでみるのもおすすめです。
② ウルル・ベースウォーク(徒歩で一周)
ウルルの周囲約10kmを歩いて回るトレイル。近くで見るとアボリジニの壁画や洞窟があり、神秘的な雰囲気を感じられます。
気温が高くなる前の早朝にスタートするのがベスト。水分補給も忘れずに!
③ カタ・ジュタ(オルガ岩群)訪問|エアーズロック旅行に余裕があったら行きたい!
ウルルから50kmほど離れた場所にあるカタ・ジュタは、ウルルと並ぶ有名な観光地。特にウォルパ渓谷のトレイルが美しく、迫力のある景色を楽しめます。
ちなみにここは高温すぎるとトレッキングができなかったり、ハエが物凄かったりするので要注意です。
ただの静止画の写真にハエが映り込むくらい沢山います。
沢山のハエがアタックしてくる経験はここでしかできないでしょう(笑)
④ 星空観賞ツアー
ウルル周辺は光害がないため、南半球の満天の星空が楽しめます。ガイド付きの星空ツアーでは、日本ではみることのできない南十字星や天の川を詳しく解説してくれるので英語がわかる方にはおすすめです。
このツアーへ参加する場合は星ついて詳しく説明してくれるツアーが多いので日本語必須です。
エアーズロック旅行に日本から持っていった方がいいもの
- スニーカーまたは登山靴
- 日焼け止め
- つば付き帽子
- 防寒着
- ハエよけネット
レンタカーをする場合(車中泊の場合も)
- 寝袋
- ライト
- シガーソケット
- モバイルバッテリー(ソーラー機能付き)
- カーテンシェード
- マット(一泊くらいであれば不要かと思いますが、SUVの座席倒して寝袋一枚だと起きたら毎朝からだ痛いです)
ちなみに、マットはなくても車中泊の際はせめて寝袋は持って行きましょう。
寝袋すらないと本当に体が痛くて翌朝辛いです。
エアーズロック旅行の注意点
① 登山は禁止!文化を尊重しよう
2019年10月以降、ウルルへの登山は禁止されています。アボリジニの人々にとってウルルは神聖な場所なので、ルールを守って観光しましょう。
② エアーズロックの旅行はどこも気温が高いので熱中症対策を
ウルル周辺は日中40℃以上になることもあります。
- 帽子・サングラス・日焼け止めを持参
- 水を十分に持ち歩く(最低でも2L推奨)
- 午前中や夕方に活動するのがベスト
③ ハエが多いので対策を!
ウルル周辺はハエがとても多いことで有名。顔を守るためにハエよけネット付きの帽子を持参すると快適に過ごせます。
↑この黒いの、ハエです(笑)
まとめ|エアーズロック(ウルル)は一生に一度は訪れたい絶景!
エアーズロック(ウルル)は、ただの観光地ではなく、大自然の偉大さと先住民族の文化を肌で感じられる特別な場所です。
ひとつの神聖な大きな岩の周辺で沢山の経験をすることができます。
- 日の出&日の入りの絶景
- ウルルのトレッキングで神秘の岩を体感
- カタ・ジュタの迫力ある岩山を探索
- 満天の星空に感動
私はエアーズロック(ウルル)で壮大な自然とアボリジニの民族の歴史に感銘を受けました。
ぜひ事前準備・下調べをしっかりして、ウルルの壮大な景色と神秘的な雰囲気を体験してきてください。